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槍ヶ岳:後編-(上高地~槍沢~水俣乗越~北鎌沢出合~北鎌コル~北鎌尾根~山頂~槍沢~上高地)H21.9.5~6

今回は槍ヶ岳山行後編をお伝えします。

前回、初日は上高地より入山し、槍沢、水俣乗越、北鎌沢出合、北鎌のコルを経て
天狗の腰掛へと至り、そこで野営となるまでをお伝えしました。

2日目はいよいよ北鎌尾根上部の核心部といわれる独標からスタートし、尾根を行くか、
それともトラバースかの選択を迫られるといわれる各ピークを越えて、槍の穂先へと
向かいます。

幸い前日も天気には恵まれ、ビバーク後も夜中に満点の星空を確認できましたので、
2日目も天気には恵まれそうです。

では後編をどうぞ。

1000.jpg
AM5:00頃。夜明けです。

2000.jpg
北アルプスの山々に朝日が昇ります。

3000.jpg
早朝の硫黄尾根と鷲羽岳です。

4000.jpg
独標です。
今日はいきなり核心部といわれるここからスタートです。
おにぎりと水分を充分とって、いよいよ出発の準備にかかります。

5000(AM5:45)
AM5:45頃、昨日知り合ったKさんと一緒に出発します。
写真は独標に向かう最初の下りです。
はるか下方に千丈沢が見えます。

6000.jpg
独標に向かう途中の稜線上の大岩です。

7000.jpg
だいぶ太陽が上がってきたようです。

8000.jpg
独標が近づいてきました。トラバース道もくっきり見えます。
昨日、コルにテントを張っていた方達が取り付いている様子が見えます。

9000.jpg
いよいよ独標基部が近くなりました。

10000.jpg
独標基部です。
ここからトラバースのスタートです。
ここには緑色のフィックスロープがついています。

11000.jpg
基部より喜作新道方面を撮りました。

12000.jpg
基部より振り返って。
尾根の下部は写真では左に切れてしまいました。

13000.jpg
あちらの稜線も気持ちよさそうですね。

14000.jpg
いよいよトラバースに取り付きます。
離れて見ると、どこにトラバースが?と言う感じですが
近づくとご覧の通り、明瞭です。

15000.jpg
当初、いやらしそうに見えたザレもさほどではありません。
ただ、石を転がさないに越したことはありません。

16000.jpg
トラバースを振り返って。
写真は初登場のKさんです。

17000.jpg
独標トラバースのザレを過ぎてコブを上がるところです。
この後があの有名なオーバーハング岩です。

18000.jpg
岩手前で撮りました。

19000.jpg
岩を越えて撮りました。
ザックが小さければそのままかがんで越えてもよいですし、
ルートの一段下の足場も今のところしっかりしているようなので
それを利用しても良いでしょう。
簡単ですが、失敗できないところですのでご注意ください。
同行のKさんはそうと気づかず、私がかの有名なオーバーハングですよ
とお伝えすると拍子抜けされていました。
確かに、実際に来て取り付くのと、聞いたり見たりするのとは大違いですが、
私はここは以外と危ないような気がします。
行かれる方は、通られる前にザックとメットの分のご自分の大きさをイメージ
してから取り付いて下さいね。

20000.jpg
オーバーハング岩後の岩稜トラバースです。
ここはホールドがたくさんあり、割とやり易いです。
ルートは、写真では終わりが土の色が濃くなっているところに
向かいます。

21000.jpg
岩稜トラバース後のチムニーです。
ここで独標でテントを張っていたガイド山行の一行に追いつき、
先を譲らせてもらいます。
このチムニーはフィックスがありますが、特に使用する必要もないほど簡単でした。
膝をうまく使えると5秒で終わります。

22000.jpg
チムニー上部より、アタック中のKさんです。

23000.jpg
チムニーを越えるとトラバースルートもあるようですが、ここで上がるほうがその後がやり易い
と思われるのでここを直登します。
ザレている部分もあるので、下でチムニーにアタックしている一行に落とさないようルートに
気を使いながら上がります。

24000.jpg
写真は、私が取り付いているところですが、直登部分の傾斜が分かりやすい
と思います(写真はKさんに提供して頂きました)。

25000.jpg
直登途中より尾根下部方面を撮りましたが、当然、独標に視界を遮られています。

26000.jpg
ここを上がると稜線に出ます。

27000.jpg
稜線よりこれから歩く北鎌尾根上部です。

28000.jpg
独標山頂です。今回はパスします。

29000.jpg
稜線より裏銀座方面。

30000.jpg
奥穂、前穂も見えます。

31000表銀座
常念岳方面。

32000.jpg
それにしても凸凹してますね。

33000.jpg
いよいよ各ピークを越えて行きますが、私はそのあたりの情報をほとんど
いれずに来ています。ですからよく言われるP何番というのもはっきりいって
ほとんど分かっていません。ですから、ここからもそのへんの情報は不確かです。
基本的に自分の目で見て稜線を行くか、トラバースをするかを判断すれば良い
わけですからね。
ただ写真は大きめのものをUPさせて頂いていますので、多少は参考になるかとは
思います(私とは反対に同行のKさんは相当量の情報をお持ちでしたが)。

34000.jpg
とにかく基本的にこの山は崩れつつあるという印象ですね。
ザレと石が一番の敵ですね。
写真はP12(右側の岩が多分)の間を抜けて降りるところです。
途中までおりて左にトラバースします。
このあたりは踏み跡を信用して大丈夫のようですよ。

35000.jpg
岩と岩の間のテン場。
独標後も、こんなところに?と思うところにきれいに整地されたテン場が以外にあります。

36000.jpg
振り返って。これが後付け情報で調べると左がP12らしいんですが、さきほどお伝えした
ようにピークの間を抜けてきました。

37000.jpg
ここは大型テントを張れますね。

38000.jpg
P12を越えたようなんで、写真はP13以降ですね。
あの右端の白くザレているのがP13らしいんですが、
そこまではほぼ稜線通しで問題なさそうなのが
分かります。

39000.jpg
登った箇所を振り返ったところです。
ザレは常なので、簡単そうなところも慎重に行ったほうがよいですよ。

40000.jpg
あの岩に向かって登ります。
同行のKさんから有名な岩だと教えていただきました(すいませんが名前を忘れました)。

41000(大下降後のトラーバース)
P13までの行程で1箇所千丈沢側へ深く下降するところがあります。
天丈沢側からも行けるようですが、結構きつく長いクライムダウンを
するか、ザイルで懸垂するかたちとなるようです。
写真は下った箇所の先のトラバースです。

42000(下降場所)
深く下降したところを下から撮ったところです。

43000.jpg
下降後ザレ斜面をトラバースします。

44000(天上沢巻きによるザイル下降)
右が先ほど下降したところを、他パーティーが天丈沢から回って懸垂下降しているようすです。
なお左端がKさんです。

45000.jpg
P13白ザレを登った上部です。

46000(45を上から)
登った白ザレを振り返りました。上部はあまり手がかりがないようですので
足場をしっかり確認しながら慎重に登りました。

47000.jpg
ここがP13のようです。

48000.jpg
まだ結構ありますね。

49000.jpg
P13より振り返って。私とKさんは写真の真ん中の岩峰を左端(千丈沢側)に向けて
下りましたが、天丈沢を巻いたパーティーは懸垂下降にかなり時間をとられて
いる様子です。

50000.jpg
P14までの稜線歩きで、こんな大きい岩を巻きます。

51000.jpg
小さく千丈沢に巻くトラバースが多いです。

52000.jpg
千丈沢もきれいです。

53000.jpg
笠ヶ岳への稜線が見えますね。

54000.jpg
P14が見えてきました。

55000.jpg
P14に向かう稜線で硫黄尾根と鷲羽岳です。

56000.jpg
P14のトラバースです。明瞭ですがここは稜線との距離感を考えても
深すぎるので直登の方が良いようです(そういう場合はその先にコル
でもないかぎり、必ず稜線までの距離をどこかで登ります)。
Kさんの情報も確認するとそのほうが良いとのことでした。
ということで写真のトラバースは使いませんでした。

57000.jpg
P14に向けて登ります。

58000.jpg
KさんがP14に取り付いている様子です。

59000.jpg
稜線を振り返って。岩尾根ですので、アップダウンは細かくありますね。

60000.jpg
P14途中からさっきのトラバースがどのあたりを通っているかな?と思いながら
撮ったものです。
ここは下りませんよ。

61000.jpg
だいぶ近くなった感じがあります。

62000.jpg
写真はP14.5?と呼ばれるところを巻いています。

63000.jpg
このトラバースは深いですが、先に窪んだコルがあることが分かっているので
使えると判断しました(踏み跡は明瞭すぎます)。

64000.jpg
このあたりは落石が怖いですね(特にトラバースは)。

65000.jpg
稜線との距離は結構あります。

66000.jpg
こんなところにも快適なテン場がありました。
ただ千丈沢からの風はモロに受けます。

67000.jpg
北鎌平も見えてきました。

68000.jpg
トラバース道はまだ続きます。

69000.jpg
西鎌尾根と千丈沢。

70000.jpg
P15のトラバース道です。ここを巻くと北鎌平に出ます。

71000.jpg
北鎌平に上がるゴーロ帯です。
この辺はどこでも歩けます。

72000.jpg
振り返って。

73000.jpg
このあたりは平坦です。Kさんが見えます。

74000.jpg
槍が近くなりました。

75000.jpg
P15を巻きます。

76000.jpg
北鎌平へ上がります。
このあたりはどこでも歩けます。

77000.jpg
北鎌平付近より下部を撮りました。

78000.jpg
北鎌平です。実は、ここは巻いて、今写真を撮っている場所に出てしまいました。
Kさんには悪いことをしました。Kさんは北鎌尾根自体に思い入れが相当あるようなので、
北鎌平という北鎌尾根の要所をスルーしてしまったことに未練があるようでした(すいませんKさん)。

79000.jpg
槍の穂先基部に上がるゴーロ帯です。
このあたりは稜線(といってもどれも石ですが)を忠実に上がります。

80000.jpg
基部に近くなりました。
東鎌尾根がよく見えます。

81000.jpg
いよいよ槍が近いです。

82000.jpg
真下から見ると、よくこんな岩を積み重ねたようなものが崩れないなと思います。

83000.jpg
また、北鎌尾根下部です。

84000.jpg
いよいよ穂先への取り付きです。

85000.jpg
このあたりにもテン場らしき整地された場所があります。

86000.jpg
槍の穂先基部から、これから取り付くルートです。

87000.jpg
ここで1本とります。

88000.jpg
Kさんによるとあのカニのはさみ岩は有名らしいです。

89000(水俣乗越)
基部から少し上がって、東鎌尾根を俯瞰します。

90000.jpg
槍の穂先への登りはホールドとスタンスは豊富です。
近くに行くと、そこまで傾斜はきつくありません。

91000.jpg
天上沢上部です。
ウェストンはここを登ったのでしょうか?

92000.jpg
穂先への登り途中で、テン場としても使えそうな平坦地があります。
そこを横目に見ながら右側に取り付きます。

93000.jpg
途中、こんな古いプレートがあります。

94000(下のチムニー)
真下から撮りましたので分かりにくいですが、ここが下のチムニーのようです。
ここがそうとは気づかなかったので、歩きやすい右から普通に登りました。

95000(上のチムニー)
下のチムニーを越えてすぐに上のチムニーです。
私はここを下のチムニーと思って取り付きました。

96000(上チムを上より)
上のチムニーを超えて上より撮りました(この時点では下のチムニーと勘違いしていますが)。
このチムニーもさほど難しくはありません。濡れていないという点とザックが小さいというのも
ありますが、約7秒で突破です。チムニークラックのクリア方法は膝をうまく使うというのが
ポイントですね。
Kさんはザックが割りと大きかったというのもありますが、クリアするのに苦労されていました。
厳しいようなので、ザックをお助け紐で吊り上げました。

98000.jpg
上のチムニーを越えて少し登ったところです。
これは私です。
ここで槍の頂上がすぐであることが分かりました。

99000.jpg
もう頂上です。
一般ルートから上がってきた登山者が、大勢いるのが見えます。

100000.jpg
上のチムニーを上がって杭の場所より北鎌尾根を俯瞰します。
左端はKさんです。

101000.jpg
東鎌尾根一望です。

102000.jpg
山頂到着。PM12:30頃。
私も達成感を味わいましたが、Kさんはことのほかお喜びのようでした。

103000.jpg
山頂より独標です。

105000.jpg
山頂より槍沢上部です。
ジグザクに付けられた登山道が明瞭です。

106000.jpg
かの有名な槍ヶ岳山荘です。ここは一回泊まってみたいところではあります。

107000.jpg
私の場合、時間の制約があるので、早めに降ります。
とはいってもご覧の通り、結構混んでいます。
さすが人気の山ですね。

108000.jpg
槍穂稜線は飛騨側にガスがあります。

109000.jpg
槍の穂先を一般縦走路側に降りたところです。PM13:00頃。
当初、私はここから飛騨側に下り、新穂高温泉から平湯温泉にでる予定でしたが、
バスの時間に間に合いそうにありません。
上高地に下りたい気持ちが強くなりますが、バスの予約を取り消さないともったいないです。
私の携帯はソフトバンクなのですが、ここでは全くアンテナが立ちません。
ここでKさんにお願いして(この時点でKさんの携帯がドコモであることは知っていました)、
携帯でバスの予約を取り消して頂きました。
Kさん本当にこの時はありがとうございました。
やっぱり、私のように山岳僻地に行くことが多い人間にとっては、携帯はドコモでなければ
ならないと痛感した一件でした。
ここでKさんとはお別れです。

110000(PM13:00)
とうことで気持ちは飛騨側から槍沢側に180度変わりました。

111000.jpg
小屋側から穂先を撮りました。

112000.jpg
続々と登る人、降りる人が行きかいます。
さすが人気の山です。

113000.jpg
槍沢から槍です。
この日は本当に快晴でした。

114000.jpg
槍ヶ岳を開山した播隆上人を祭った洞窟です。

115000.jpg
槍沢より氷河公園方面です。

116000.jpg
これから下る槍沢です。
まだ日差しが結構きついです。

117000.jpg
あの日陰に早く入るべく、道を急ぎます。

118000.jpg
行きは水俣乗越までしか歩いていないので分かりませんが、
槍沢も雪渓がかなり残っています。

119000.jpg
振り返って。ようやく日陰に入れそうです。

120000.jpg
沢が大きいのもありますが、今回の山行で見た雪渓ではここが一番
大きいようです。

121000.jpg
まだまだ槍沢は長いです。

122000.jpg
ようやく水俣乗越に着きました。

123000.jpg
昨日登った乗越方面です。

124000.jpg
このあたりはお花畑でした。

125000.jpg
槍沢ロッジに着きました。

126000.jpg
帰りの槍沢もきれいでしたよ。

127000.jpg
槍沢に流れ込む沢ですが、確か前日も撮りました。

128000(PM15:00)
横尾到着。PM15:00頃。

129000.jpg
帰りの林道より明神岳方面。

130000.jpg
徳沢到着。

131000(急)
明神です(歩きながら撮りましたのでブレていてすいません)。

132000(PM16:40)
上高地バスセンター到着。PM16:30頃。
バスにはゆったりと間に合ったようです。

以上山行後編終了。
お付き合い頂いてありがとうございました。


雑感(後編)
私は、槍ヶ岳自体に登るのは3回目くらいですが、北鎌尾根経由で
登るのは今回が初めてです。
終わってみれば、ルート自体は充分楽しめるものでした。
当初想定したよりは難しさはなく、天気にも恵まれ、快適な山行
を楽しむことができました。

北鎌尾根は超有名な山岳クラシックルートであり、登山者の羨望
と憧れの的となっているようですが、私自身は北鎌尾根自体に対する
思い入れはあまりなく、稜線上でルートファインディングが要求される
という一点に惹かれ、このルートに興味を持ちました。
が、しかし実際稜線に取り付いてみると、自身が積み重ねてきた山行
の経験から自然に導き出せる常識でクリアできる範囲のものでした。
ですから、私の場合は、一般的に言われている核心部よりも水俣乗越
の下り(水俣乗越経由の場合ですが)や、天狗の腰掛への登りなんかが
意外と気を付けた方が良いポイントなのでは?と思います。
後、私はオーバーハング岩は意外といやでした(あっさりと抜けはしましたが)。

また、今回は幸い好天に恵まれましたので、特に困難を感じることがなかった
のかもしれません(濡れているといやだろうと思う部分は多々あります)。

最後に北鎌尾根を楽しむポイントとしては、荷物の軽量化は重要だと思いますよ。
もちろん、皆さん各々の体力や技術の差により、1日で抜ける方、2日を予定する方
(入山ルートにもよりますが)がいらっしゃると思いますが、私が使った水俣乗越
ルートの場合、以下

 ・早朝上高地到着であれば、初日北鎌沢出合幕営、あるいは北鎌のコル、稜線幕営
  が可能なので、1泊して2日目に槍ヶ岳山荘には抜けることができるでしょう。

 ・体力に自身のある方は、初日ババ平に幕営し、テントをデポして早朝出発1日で
  抜けるという方法もあるようです。

この2つのパターンで考えて荷物の軽量化を考えることになると思います。
もちろん、単独行かパーティーかといった問題もありますが。
ただ、以上のいずれの方法を取るにせよ、自己責任となりますのでご注意ください。

また、今回偶然の出会いとなりましたKさんにはこの場を借りて、お礼を述べたいと思います。
ありがとうございました。
基本的に山行は単独である私にとって、今回の北鎌は山行スタイルのバランスを考える
きっかけとなったような気がします。
今回の北鎌尾根も、早く抜けることのみを考えれば、より早くは抜けられたとは思いますが、
Kさんの存在によって、休むタイミングの取り方や、山行中の心の余裕の持ち方について
新しい部分が生まれたような気がします(私事で分かりづらいとは思いますが)。

これでしばらくは北アルプスともお別れです(ただ、涸沢の紅葉は見たいですね)。
といっても、温泉は別腹です(湯俣温泉行きたいです)。 

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[北アルプス]槍ヶ岳:後編(水俣乗越~北鎌尾根)
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