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南アルプス-甲斐駒ヶ岳・前編(北沢峠~駒ヶ岳~三ッ頭~日向八丁尾根~錦滝)H21.10.12

今回は今月初旬の南アルプス北部クラシックルート山行をお伝えします。

日帰り山行なのですが、私自身も前々から取り組みたかった尾根であった
こともあり、写真を多く撮りましたので、全二編でお伝えさせて頂きます。

今回は南アルプス北部の甲斐駒ヶ岳へ北沢峠から入り、日向八丁尾根
を使って日向山登山口の矢立岩に下山する山行です。
この日向八丁尾根という尾根は、山梨県北杜市の尾白渓谷左岸の日向山
から烏帽子岳までの全長7キロメートルの尾根で、かつて山岳信仰隆盛の
頃は駒ヶ岳に至る道として利用されていたと思われます。現在は廃道となり、
石楠花とハイ松に覆われた完全な藪漕ぎルートとなっています。
また、このルートはかつてあの「風雪のビヴァーク」で有名な登山家・松濤明
が辿ったことで知られるバリエーションルートでもあります。
今回このルートを、時期は違いますが松涛氏と同じ下山行程で取り付きました。

この尾根のルートとしての大きな特徴は以下の2点です。

①、ルート読みと藪漕ぎ
  烏帽子岳~大岩山間は稜線が狭い為、さほど大きな意味でのルート
  読みは要求されません(ただ今回のように下山行程で使う場合、烏帽子
  中尾根との分岐は注意ですね)。その代わり、石楠花、ハイ松との格闘
  はある程度覚悟しなければなりません(要は藪漕ぎです)。

②、大岩山と八丁尾根との間の大ギャップ
  通常このルートの核心部といわれる場所です。大岩山南面から西面に
  かけて100m程の岩壁となっており、尾根を下山行程で歩く場合は
  ロープ確保しながら壁に取り付くか、ルート読みをしながら細く脆い
  トラバースを木の根を掴みながら登るということになります。岩は甲斐駒
  の山系は花崗岩で脆い為、信用できません。

 ちなみに今回の携行装備は以下です。

・ザック-patagonia crosstown 26ℓ
・ツェルト-PaineEMライトツェルト(非常用)
・細引き×1
・カラビナ×1
・ヘッドランプ-Petzl
・輪ゴム×1、ガムテープ5cm×3
・携行食-柿ピー×1、キャラメル×5
・行動食-おにぎり×6
・水筒-プラティパス2ℓ用×1、ペットボトル500mℓ×1
・タオル×2
・軍手×1
・衣類-半袖Tシャツ×1(下山後着替え用)
     タラスプルバのミドルウェア×1
     patagonia-レインウェア
・携帯電話
・Ipod(山に音楽は必須です)
・地図(昭文社)-山と高原地図(今回は1/25,000は持っていません。)

以上です。

 ちなみに入山時に既に着用しているのは、
      
 ・Paine速乾半袖シャツ
 ・フリース-Patagonia・R2 Jacket
 ・パンツ-Patagonia・Traverse Pants
 ・靴下-厚手
 ・靴-ファイブテン・キャンプフォー
 ・帽子(キャップ)-NorthFace Goretex
 ・時計-suuntoヴェクター

以上です。

一般的なアルプスクラスの登山シーズンも終盤に差し掛かった秋の甲斐
駒ヶ岳と日向八丁尾根をお楽しみください。

では本文と記事をどうぞ。

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今回は日帰りですので甲府駅発、広河原行きのAM4:00の
バスに乗ります。

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広河原です。さすがに寒くなってきましたね。AM6:30頃。

IMGP5601.jpg
北沢峠バス待ちの広河原で。

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広河原は大々的に工事をしているようです。

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その一環のインフォメーションセンターです。
完成が近そうです。

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この日は晴天で北岳がきれいに見えました。

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広河原よりバスに揺られること約25分、北沢峠到着です。AM7:20頃。

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今回は仙水峠経由で駒ケ岳に登ろうと思います。

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北沢長衛小屋です。

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小屋前のテン場です。さながらテント村です。
この時期はちょうど山岳紅葉がきれいですからね。

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沢沿いの登山道より堰を撮りました。

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沢沿いのなだらかな道です。

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仙水小屋に近くなると傾斜が出てきました。

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仙水小屋が見えてきました。

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仙水小屋です。この小屋は泊まったことはないですが
水場は何回かお世話になっています。

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水場です。ここで水筒に1.8ℓ程水を補給します。

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ここは沢なのでまだ陽は当たりません。
ちょっと寒いですね。

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仙水峠に向かいます。

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仙水峠近くの岩ザレです。

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峠が近そうです。

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振り返ると仙丈ヶ岳がきれいです。

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このあたりで陽が当たります。
写真を撮られている方も多いです。

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眩しいくらいです。

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峠より魔利支天と駒ケ岳です。

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峠より駒津峰に登ります。途中で地蔵ヶ岳方面を撮りました。
オベリスクの突起が見えますね。

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まだ駒は遠いようです。

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駒津峰への登りは樹林帯で傾斜も程よく
登り易いです。

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ハイ松が出てきました。

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先程と同じ構図ですが、ちょっと高度が上がっています。

IMGP5634.jpg
栗沢山、アサヨ峰と連なる早川尾根です。
この尾根もいい尾根です。

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仙丈ヶ岳はさすが女王ですね。

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武川方面は雲海の下ですね。

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魔利支天も大きくなりました。

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ハイ松の中の道はしっかりつけられています。

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はるか遠方に塩見岳を望むことができます。

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少し近くなりましたかね。

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双児山です。

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駒津峰までもう少しです。

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手前より、栗沢山、北岳、間ノ岳、塩見岳です。  

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地蔵ヶ岳に繋がるこの尾根も気になります。

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終盤のナナカマドの赤がきれいでした。

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ここで登りではおそらく最後の樹林帯に入ります。

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双児山と中央アルプスです。

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双児山の向こうの丹渓新道がついた尾根も大きいです。

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沢を挟んで尾根が連なる様子も印象的です。

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このあたりで富士が顔を出しました。

IMGP5652.jpg
伊那方面です。

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富士山もそうですが、オベリスクの突起も目立ちますね。

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駒津峰到着です。
ここは登山者が行き交って混んでいました。

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今山行初めて鋸岳が見えました。

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写真真ん中の石ザレ地帯の中に六合石室があるんですけど
分かりますか?

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ここからの駒は大きいです。

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はるか遠方に槍・穂高連峰も見えます。

IMGP5660.jpg
この時間帯は早川尾根と鳳凰三山が黒く見えます。

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続々と登山者が駒に向かいます。

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駒津峰より駒に向かいますが、このあたりでは
後半の行程も考えてかなりセーブして歩きます。

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鋸連峰も山容が印象的です。

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山頂へのルート分岐に出ました。直登とトラバースがありますが
時間が短縮できる直登ルートに臨みます。

IMGP5665.jpg
直登ルート取り付きです。

IMGP5666.jpg
山頂をだいぶ近くに感じます。

IMGP5667.jpg
真ん中のコルが先程通ってきた仙水峠です。

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このあたりでは、甲斐駒特有の花崗岩の白さが印象的です。

IMGP5669.jpg
登るルートはご覧の通り明瞭です。
それにしても登山者が多いです。

IMGP5670.jpg
ちょうど写真の真ん中の最奥が、この間登った悪沢岳です。

IMGP5671.jpg
かなり高度が上がって、富士も全容が見え始めました。

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振り返って、登ってきたルートです。

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風化する花崗岩です。

IMGP5674.jpg
魔利支天が下方に見えるようになりました。

IMGP5675.jpg
このルートは傾斜もちょうど良く、道もしっかりしてるので
歩きやすいです。

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富士山に降雪した雪がうっすら見えます。

IMGP5677.jpg
戸台川です。

IMGP5678.jpg
トラバース道を撮りました。
あちらの方がより富士山を近くに感じながら登る
ことができますよ。
北沢峠~甲斐駒ピストンの方は登り直登コース・下りトラバースコース
というパターンが多いようです。

IMGP5679.jpg
いよいよ山頂です。

IMGP5680.jpg
甲斐駒ヶ岳山頂到着です。高度計がちょっとずれています。
それにしても、紅葉シーズンということもあり、山頂も人が
多いです。さすが人気の山です。

IMGP5681.jpg
ようやく富士の全容が見えました。
鳳凰三山を従える富士はここならではの景観です。

IMGP5682.jpg
北岳は以外とピラミダルな山容ですよね?

IMGP5683.jpg
山頂より今山行の目的である日向八丁尾根の上部
をズームしました。
真ん中で烏帽子中尾根と八丁尾根が分岐しているのが
お分かりになりますか?

IMGP5685-1.jpg
甲斐駒ヶ岳神社です。

IMGP5686-1.jpg
八ヶ岳南部です。

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蓼科方面です。

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しつこいですがこの写真で富士とはお別れです。

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雲海もそれだけで充分印象的だと感じます。

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槍・穂高連峰をズームしました。

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下山行程の安全を祈願します。

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黒戸尾根方面です。

IMGP5693-1.jpg
おにぎりを2個食べて出発します。

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鋸方面に下山します。
ここから山頂の喧騒から離れ、静かな山歩きとなります。

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もう降雪があるようですね。

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少し下って駒を振り返ります。

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展望もしっかり得られ気持ちの良い下りです。

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日向八丁尾根が派生する三つ頭まではまだずいぶんあります。

IMGP5700-1.jpg
坊主山です。

IMGP5701-1.jpg
鋸までは稜線左側がザレたり、切れ落ちているのが分かります。

IMGP5702-1.jpg
甲斐駒~三つ頭の間では唯一の鎖場です。

IMGP5703-1.jpg
先程通過したルート分岐とその奥に北岳が見えます。

IMGP5704-1.jpg
前回、石室まで行った時は、このあたりでデジカメを
落として探すのに苦労しました。

IMGP5705-1.jpg
あの谷の沢が尾白本谷です。

IMGP5706-1.jpg
八ヶ岳をズームしました。
離れると赤岳は特徴的ですね。

IMGP5707-1.jpg
六合石室が見えました。
鋸縦走を考えるとエスケープ小屋としては
貴重ですね。

IMGP5708-1.jpg
上伊那の市街です。

IMGP5709-1.jpg
石室付近で振り返って。

IMGP5710-1.jpg
ここが山岳信仰の道であることがうかがえます。

IMGP5711-1.jpg
七丈ヶ滝尾根ルートについての看板です。

IMGP5712-1.jpg
北沢峠~戸台間の林道が明瞭です。

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三つ頭に向かってだんだんと稜線が細くなります。

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駒からの下山ルートが一望です。

IMGP5715-1.jpg
このあたりは左側が切れ落ちています。

IMGP5716-1.jpg
このあたりは脆くて眼下も深いので、慎重に歩きます。

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この谷は落石が相当多いでしょうね。

IMGP5718-1.jpg
晴天なので、ここからも北岳、間ノ岳、塩見岳がうかがえます。

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この山域は岩質が本当に脆いです。
南アルプスでもここは違いますね。

IMGP5720-1.jpg
林道をズームしてみました。

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三つ頭までは一登りです。

IMGP5723-1.jpg
三つ頭付近より駒ヶ岳。

IMGP5724-1.jpg
三つ頭山頂です。
この時点で時刻はAM10:50頃です。

今回はここまでとさせて頂きます。
次回はここより今山行の核心部である日向八丁尾根に
入ります。


雑感(前編)
前編では北沢峠より甲斐駒山頂を経て三つ頭までの行程を
お伝えしましたがいかがでしたか?
当日は天気にも恵まれ、既に標高が2,000m付近の北沢峠
よりスタートしたので、半分ハイキング気分で甲斐駒に取り付く
こととなりました。久しぶりの仙水峠経由の甲斐駒は、早川尾根
や鳳凰三山を朝の冷気の中で長時間眺めることが出来、目の
保養となりました。
また、紅葉シーズンももう終盤とはいえ、さすが人気の山である為
登山者が非常に多いのが印象的でした。
11月初旬までは北沢峠までバスが両側から運行するようなので
それまでは天気がよければ賑わいそうですね。
そこから来年6月くらいまでは静寂の世界となります。
甲斐駒は混んでいようが、静寂していようが、私にとっては特別な
山です。この山は厳かでありながら人との繋がりを感じる不思議な
山なんですよね。今回も山頂までの行程はハイキングなんですけど
やっぱり普通の山とは全然違いました。
山頂より鋸方面に入ると、連休最終日ということあり、誰一人として
人間とあうことはありませんでした。
喧騒から一転静寂というその世界の転換(大げさですが)も、山頂が
賑やかだっただけにそのコントラストが印象的でした。
三つ頭までは、鋸稜線の崩壊斜面を久々に間近に見ながらの山行
となりました。やっぱり徐々に崩壊してますよね。20年後は同じ
ところを歩いていないんだろうなと思うような稜線ですね。

さて、後編は前編の行程とは様相は一変して、藪尾根下降と大岩山の
登りがメインとなる南アルプス北部クラシックルートの行程をお伝え
致します。
お好きな方は今しばらくお待ちください。
では今回もご覧になって頂きありがとうございました。


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[南アルプス北部]甲斐駒ヶ岳・前編(北沢峠~日向八丁尾根)
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