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南アルプス―悪沢岳:前編{新倉~伝付峠~(二軒小屋~西俣~蛇抜尾根~悪沢岳~千枚岳~二軒小屋)}H21.9.19~21

今回は、今月連休前半の南アルプス・悪沢岳山行についてお伝えします。

なお、写真の分量の関係で2回に分けてお伝えさせて頂きますのでご了承下さい。

ルートと行程は当初以下の様に計画しました。

①一日目・・・JR身延線身延駅より山交タウンコーチの路線バスで新倉(田代入口)へ。
        田代入口バス停より伝付峠を越え二軒小屋へ。

②二日目・・・二軒小屋より大井川西俣へ入渓し西俣慣合へ。西小石尾根経由で悪沢岳へ。
        悪沢岳より千枚小屋か、二軒小屋へ(テン泊)。

③三日目・・・二日目のテン場より伝付峠を越え新倉へ。

しかし、②の部分は、その経緯は記事の進行と共にお伝えしますが、当初の計画と変わり、
西俣へ流れ込む蛇抜沢と新蛇抜沢間の尾根(勝手に蛇抜尾根と命名しました)に取り付く
こととなりました。
いずれにしても、変更前、変更後にせよ、②の部分は完全なバリエーションルートということ
になります。

私自身、西俣は未入渓であり、その西俣より南アルプス南部の雄に取り付く山行はやりたい
という希望は持っていました。
今回もせっかくの機会なので、もう1本くらいバリエーションの尾根を一緒にやりたかったのです
が、諸々の事情により忙しい行程の山行となりました。

今回、西俣より悪沢岳に至る為に私が取ったルートは、通常はほとんど人が入らないルート
であり、人による踏み跡は期待できませんが、野生動物(特に鹿)のそれは非常に有用であり
、これを利用することを計算に入れた上での行程の設定となりました。
これも記事の進行中にお伝えすると思いますが、こういうルートを使った山行をする場合、そういう
点は非常に重要です。

皆さんも山に入られると、きれいに整備された登山道を歩かれると思いますが、ひとたび道
を外れると歩きにくく、足に想像以上に負担がかかった経験をされたことはないですか?
今回のように登山道がないルートを使った山行をする場合は、野生動物が山の中に縦横無尽
(彼らにとっては明確な目的がありますが)に付けた踏み跡を利用させてもらいながら、
足への負担を軽減し、自分自身でルートを作ることになります(それがバリエーションの
楽しみですね)。

ということで、途中で計画の変更はあったものの、山行それ自体は非常に満足のいくものと
なりました。

では、長くなりましたが本文と写真をどうぞ。

IMGP5135.jpg
今回はこんなところから写真を撮っています。
JR身延線・甲府駅ホームです。AM9:40頃。

IMGP5136.jpg
JR身延駅です。
連休初日ということもあり、登山者が多かったようです。

IMGP5137.jpg
新倉(田代入口バス停)下車。PM12:50頃。
驚いたのは、ここでかなりの数の登山者が降りた事です。
ほとんどの方が白峰三山かな、と思っていたので、意外でした。
でも、ここからだと伝付経由でいろいろ行けますからね。

IMGP5138.jpg
新倉湧水です。ここで水を1ℓ補給します。

IMGP5139.jpg
これから伝付峠へ向かいます。
南アルプス南部のGiants(3,000m峰の意味です)に山梨県側から入る場合は、必ず白峰南嶺
を越えなければなりません。伝付峠は峠の名の通り、南嶺の中ではかなり標高が低い箇所
(2,020m)なのですが、そこまでの行程はけっこう長いですよ。

IMGP5140.jpg
この舗装された林道もかなり長いです。

IMGP5141.jpg
ここは珍しく車が少ないようです。

IMGP5142.jpg
この先で砂防をやっているのは、前回来た時から分かっていましたが、内河内の水の色
で瞭然ですね。

IMGP5143.jpg
細い林道をダンプがものすごい勢いで登って行きます。

IMGP5144.jpg
ここは法面工事のようですね。
この先で行われている砂防工事を円滑に行うための落石予防のようです。

IMGP5145.jpg
この舗装された林道で結構高度を稼ぎます。
ここは傾斜があります。

IMGP5146.jpg
途中の林道脇のお地蔵さんです。このルートで入るときは、
必ずここで山での安全を願って手を合わせることにしています。

IMGP5147.jpg
林道はジグザグに高度を稼ぎます。

IMGP5148.jpg
この近辺にサルの集団が縄張っているようです。
以前来た時も、このあたりで遭遇しました。
何となくここのサルは人馴れ寸前のような気がします。

IMGP5149.jpg
今日は忘れませんでした。
今回は樹林帯バリエーションなので忘れられません(コンパス機能も使うので)。
ちなみに手動のコンパスは持ってきていないので、なおさらです。

IMGP5150.jpg
昔はここから登山道だったんですけどね。
この先で砂防をやっているようです。

IMGP5152.jpg
工事関係者よりこんな形で登山道の張り紙があります。

IMGP5153.jpg
随分奥まで太い道が付いています。

IMGP5154.jpg
林道より、今は使われていない鉄の橋です。
昔はあそこに道が付いていました。
ここは何回も入っているだけに何か物悲しいです。

IMGP5155.jpg
ここは国土交通省の富士川砂防事務所の管轄で、富士川砂防の一環として
随分お金をかけてやっているようです。

IMGP5156.jpg
昔の登山道はあの辺りを通っていました。

IMGP5157.jpg
ここが一番奥の現場のようです。

IMGP5158.jpg
ここはかなり時間をかけて工事をやっているので、
登山の為の迂回路も何回か変わっています。
写真はかつての迂回路です。

IMGP5159.jpg
ここから山道に入るようです。

IMGP5160.jpg
見えてきました、懐かしい木道です。

IMGP5161.jpg
かなり年季が入ってきましたよね。
ギシギシ言うのは当たり前です。

IMGP5162.jpg
ようやく本来の内河内です。

IMGP5163.jpg
魚影もけっこうあります。ただちょっと水量が少ないような気がします。

IMGP5164.jpg
ここから伝付峠直下まで、内河内沿いに道は付いています。

IMGP5165.jpg
ここの木道は割りとしっかりしています。

IMGP5166.jpg
やっぱり水量少ないんですよね。

IMGP5167.jpg
ひどい時はこの橋も流された時がありましたね。

IMGP5168.jpg
ここも来る度に橋が変わっているような気がします。
整備の方(早川町の管轄だと思いますが)、お疲れ様です。

IMGP5169.jpg
この地域は、日本を二分する大断層である糸魚川-静岡構造線が露頭する場所です。

IMGP5170.jpg
内河内トラバースの露岩です。

IMGP5171.jpg
ここの奥も断層が見えます。

IMGP5172.jpg
内河内は小さいですがきれいな滝が多いです(この写真は良くないですが)。

IMGP5173.jpg
滝に流れ込む場所を上から撮ったものです。

IMGP5174.jpg
この辺は道も沢に近く安定しています。

IMGP5175.jpg
あの小さな小沢も心なしか水量が細いような。

IMGP5176.jpg
ここの流水には、過去結構お世話になりました。
水はちょっと癖があるかもしれません。

IMGP5177.jpg
この時点で、最初に水筒に補充した新倉湧水に手が付いていないため、
顔を洗うだけにしました。

IMGP5178.jpg
この辺りは滝が連続しています(写真がだめですね)。

IMGP5179.jpg
トラバース道の真上を撮りました。
やっぱり断層帯であることが窺えます。

IMGP5180.jpg
この橋も、何度も落石に遭いながらも残っています。

IMGP5181.jpg
この滝は内河内で一番インパクトのある滝です。
結構近くを道が通るので滝の飛沫を感じることが出来ます。

IMGP5182.jpg
ここも落ちてますよね。ただ最近はそんなに落ちてないようです。
前に来たとき(2年前くらい)とさほど位置が変わらないような気がします。

IMGP5183.jpg
ここの階段は上がりません。
左を水線通しに行きます。上がっても問題はないですよ。

IMGP5184.jpg
すると、こんな形で登山道とすぐ合流します

IMGP5185.jpg
合流地点の河原です。
ここは気持ちの良いところです。
下山時はここでいつも1本とっています。

IMGP5186.jpg
ここからトラバースは沢とちょっと離れて付けられています。

IMGP5187.jpg
この橋は何度も落石にやられ、その度に補強されています。

IMGP5188.jpg
この辺りは紅葉の時期はきれいでしょうね。

IMGP5189.jpg
また、沢に近くなりました。

IMGP5190.jpg
ここはガレですが安定しています。
最近はあまり落ちていないようですね。

IMGP5191.jpg
この辺の滝もきれいです。

IMGP5192.jpg
かなり昔から枯れている様子の木ですが。

IMGP5193.jpg
トラバース道と同じ目線の場所にご覧のキノコが群生しています。
これは何でしょうか?

IMGP5194.jpg
保利沢分岐が近そうです。

IMGP5195.jpg
保利沢付近から振り返って。
天気はあまりパッとしません。

IMGP5196.jpg
東京電力の保利沢見張所です。

IMGP5197.jpg
この辺りは張り場が数箇所あります。

IMGP5198.jpg
この吊り橋を渡ると保利沢に入れます。
伝付峠へは右です。

IMGP5199.jpg
見張所より電線が奥へとつながっています。

IMGP5200.jpg
内河内に流れ込む支沢を渡ります。

IMGP5201.jpg
また、一旦、沢を離れます。

IMGP5202.jpg
道標です。

IMGP5203.jpg
さきほどの電線はここに繋がっています。
ここでタービン回してるんですかね?

IMGP5204.jpg
いよいよ内河内も源流域です。

IMGP5205.jpg
ここで、道は一旦右岸に移ります。

IMGP5206.jpg
この倒木も相当古いですね。
毎度おなじみです。

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この辺りになると水量はだいぶ少なくなります。

IMGP5208.jpg
ここは新しく橋がかかっていました。

IMGP5209.jpg
いよいよ内河内沢と離れる場所が近そうです。

IMGP5210.jpg
ここが沢から離れて峠に上る取り付き点です。

IMGP5211.jpg
ここで1本とります。

IMGP5212.jpg
伝付峠の近くにおいしい水場はありますが、心配な方は
ここの支沢で汲んでいったほうがよいですよ。
この時は水量が細く分かりづらいですが。

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この時点で、バス停より2時間強経過。
ペース的にはまずまずですかね。

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沢を離れて峠へ向かいます。

IMGP5215.jpg
山葡萄ですが、ここのは実が小さいようです。

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この近くで、山行お役立ちツールの杖を調達します。
かなりしっかりした杖です。

IMGP5217.jpg
峠への道はジグザグになだらかに付けられており、
非常に歩きやすいです。

IMGP5218.jpg
開けたところよりザレです。

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整然とした造林帯を上ります。

IMGP5220.jpg
このワイヤーとの付き合いも長いです。
何回くぐったことか。

IMGP5222.jpg
道はしっかりしています。

IMGP5223.jpg
この辺りは植林された造林帯なんですけど、これはこれで
きれいなことはきれいですね。

IMGP5224.jpg
とのことです。

IMGP5225.jpg
数年前に冬にあそこで張った思い出があります(ピンボケです)。

IMGP5226.jpg
別当代山なんですけど分かりませんね。

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この辺からだと、いよいよ最後の一登りという感じです。

IMGP5229.jpg
今山行初の富士です。

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伝付峠に近い水場です。ここはおいしい水です(ボケました、すいません)。

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水場近くのテン場。ここは昔小屋があったんですよね。

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この辺りは笹がきれいです。

IMGP5234.jpg
天気が良くないので暗いですが、伝付富士です(勝手に呼んでます)。

IMGP5235.jpg
ズームしました。あんまりよくないですね。

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真ん中の谷が上って来た内河内沢です。

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伝付峠まで後少しです。

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伝付峠到着。

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古い導標です。

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笊ヶ岳方面です。

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右が笹山方面です。

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古えの導標です。

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ここで、ちょっと伝付峠を懐かしみました(10分程)。

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笊方面に向かって少しで、二軒小屋へ降りる道に入ります。

IMGP5248.jpg
ここから笊への道も気持ちがいいですよ。

IMGP5250.jpg
この辺りから、南部のGiantsが顔を覗かせます。
写真は赤石岳です。

IMGP5251.jpg
あの谷が西俣ですね。
奥が小河内岳です。

IMGP5253.jpg
二軒小屋に下る道です。
きれいに整備されています。

IMGP5254.jpg
倒木もきれいに避けられています。

IMGP5255.jpg
二軒小屋への散策路に入ってみました。
いつもはまっすぐ行きます。

IMGP5256.jpg
ハイキングコースですね。

IMGP5259.jpg
しばらく行くと神社の裏に出ました。

IMGP5260.jpg
いよいよ二軒小屋です。

IMGP5261.jpg
見えてきました。

IMGP5262.jpg
二軒小屋到着。PM16:30。
この小屋はものすごい山奥にあるんですけど自販機があるのが
ポイントです。さすが民間企業ですね。
ただ昔は、中の飲料水は賞味期限切れなんてのも珍しくなかった
ですが。
この小屋は昔から食事がうまいとの評判です。
一回泊まってみたいんですけどね。

IMGP5263.jpg
冬期小屋です。この時期、素泊まりだとここだと思います。
冬はただですよ、誰もいませんから。

IMGP5264.jpg
東海パルプ㈱の二軒小屋事務所のようです。

IMGP5267.jpg
テントを張って夕食の準備をします。

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ここのテン場は芝生でふかふかなので幕営料も納得です。

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今日はミートソースです。
これも下界ではあまり食べません。
ただ、山では動物性蛋白が必須ですね。

IMGP5265.jpg
これは明日のバリエーションで必須となる1/25,000地形図です。
夕食を食べながらじっくり眺めます。

IMGP5271.jpg
西俣方面に日が落ちます。

IMGP5272.jpg
連休初日ということもあり、おそらく静岡方面から二軒小屋にキャンプで入った
人達の歓談の声が9時頃まで響いていました(我々登山者とはモードがまるで
違いますが、逆にそのギャップが心地よかったです)。

IMGP5273.jpg
今回はシェラフなしです。
シェラフカバーのみで寝ます。ただ、ここのテン場は下が芝生なので暖かく
気持ちよく過ごせそうです。
明日はいよいよ、西俣、そして悪沢岳バリエーションです。


雑感(前編)
私にとって、伝付峠は非常に馴染みのある場所であり、思い入れのある場所です。
過去に、ここを経由として笊ヶ岳へ向かい、農鳥岳へ向かい、悪沢岳、塩見岳、東俣
と数多くの南アルプスの要所へ入りました。
伝付峠自体が目的となることは少ないでしょうが、ここは、南アルプス山行をする人間
にとって必ず一度は通る場所でしょう。

今回ちょっと驚いたのは、新倉から伝付峠への登山道までの林道が、よりいっそう
長くなったことです。これは富士川砂防の一環として行われている内河内砂防工事
の影響ですが、かなり多額のお金をかけて大々的に行われているようです。
一概に環境破壊であるというつもりは毛頭ありません。国交省経由で早川町のような
山奥の土木業者等に税金が廻って、またそれが納税で町に廻りとお金がめぐることは
実質的に産業がないこの地域にとっては大きいと思います(あと、業者の関係者が地元
でお金を使ってくれるといいんですけどね)。ただ砂防の必要性は地質学者でない私には
よく分かりませんが。

内河内沢沿いのトラバース道はこの時点で完全に落ちている橋、あるいは、通りにくい
場所等はさほどなかったようです(これは感じ方によって個人差があるでしょうが)。
内河内から伝付峠、伝付峠から二軒小屋は快適な登山道で危ないようなところは
登山をする人間にはないと言って良いと思います。

さて、本日は前編ですが、まだ本来の目的である悪沢岳鹿道バリエーションのバの字
も出てきません。西俣から入る今回は、まだ悪沢岳の登山口にすら着いていないという
ことです。それだけアプローチ長いんですよね南アルプスは(特に南部以南)。
何かここが好きな人間はよっぽど南が好きか、自虐的なのか、紙一重のような気もします
(あくまで私個人の意見ですが)。まあ、はまってしまうとやめられないというのが本音
です。

ということで、今回は二軒小屋までとなりましたが、次回はここから西俣、悪沢岳へ、と
お伝えしたいと思いますので、お好きな方は次回もご覧下さい。

では。


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[南アルプス南部]悪沢岳:前編(新倉~伝付峠~二軒~蛇抜尾根)
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